2011年5月10日火曜日

東京電力の補償問題

 テレビを見ていると腹立たしいことが多い。
 今回の原子力事件で私は愛知県に引越しを余儀なくされたわけで、東京電力にはいつかきちんと転居費用を請求したいと考えているのだが、それ以前に、福島現地での東電の対応がひどすぎる。
 半径20キロ圏内から退去させられた住民たちは、なぜいまだに避難所暮らしなのか。なぜ自分の家の荷物を自分で運ばなくてはならないのか。なぜ家畜やペットと引き離されなければならないのか。
 彼らは地震・津波の被害者ではない。放射性物質の放出のために避難しているのだ。本来なら東京電力がホテルを用意して(ペット可ホテル)、引越し業者を手配して、生活費や医療費など諸費用を用意するべきだろう。なぜ彼らをいつまでも体育館におしこめ飢えさせているのか。東京電力はそれほど金がないのか。事件後に二兆円も融資されたじゃないか。社長が頭下げて謝罪するなら、きちんとやることをやってからにしろよ。
 すでに多くの動物が死んでいて、これから人間も死ぬ。東京電力の賠償額はますます膨らむだろう。