2012年4月3日火曜日

察しろよ

一般的に言って、男は幼稚だと思う。本当に物事の道理をわかっていない、ペラい連中だ。しかし幼稚な者を放置していては事態が前に進まないので、もう一度阿呆な男に再考を促したい。

 放射性物質による健康被害は、ガンや白血病の発症率ではない。我々が問題にしているのは心筋梗塞でもなければ免疫不全ですらない。問題の中心は、それらとは別の健康被害である。
 我々がどのような健康被害を想定しているのかは、書かない。それをおおっぴらに書いてしまうと、いま我々が必死で護ろうとしているものが毀損されてしまうからである。 
 私は生命が無条件にあることを望んでいる。そのことが当人にすら全く意識されないでいる状態を幸福だと思う。だから、乱暴な言葉づかいでこの問題を口にしたくない。問題をはっきりと提起しなければならないが、それを提起する言葉が問題を修復不可能にしてしまうことが明白なので、口にできないのである。そして誰もあまり口にはしないが、いま給食センターに猛抗議をしている人々は皆はっきりと認識している問題がある。
それが放射能問題の中心である。

この問題の深刻さに比べれば、人間が生きるか死ぬかなんてまったく瑣末なことだ。ガンになる、免疫機能がおちる、それはそれで問題だが、我々が真に怖れているのはそういう健康雑誌のようなレベルの話ではない。阿呆なじじい例えば小出裕章などが考えている「健康被害」と、我々が考えている健康被害とは、まったく次元が違うのである。
放射能問題の本質を、もういちど深く再考してほしい。