2016年7月21日木曜日

6年目の夏に



 夏至を過ぎて、すっかり日が長くなった。朝4時台には空が明るくなり、夕刻7時すぎまで陽が落ちない。
 毎年、初夏から秋にかけては、街頭行動の季節である。
 2011年から2015年まで、この季節は街頭デモがさかんに行われてきた。2011年、2012年の反原発運動、2013年の「反秘密保護法」、「反ヘイトスピーチ」、2015年の「反改憲」。そして今年はなんだろう。11年以後に興隆した国民運動は、そろそろ息切れしているようだ。

 関西の「反ヘイトスピーチ」派がひき起こした内部暴力事件が明るみになって、「国民運動」は一つの節目を迎えているように見える。もう終わりだ。共産党の一部分子と、小児病リベラルと、メンタルのあぶなっかしい右翼が、いきおいにまかせてさんざんやらかしてきた結果が、これだ。
 関西の暴力事件が明るみになって、小児病リベラルの諸君は、いま暴力についてごちゃごちゃ考えていることだろう。だが、あまり時間をかけて考えていられる状況ではない。「国民運動」後の実践に向けて、次のフェーズが始まっているからだ。こんな無様な事件はちゃっちゃと終わらせてしまおう。

 今回の事件で教訓化するべきは、こうだ。
 暴力を否定する者、暴力を忌避する者は、暴力にはまる。
自分の暴力を正面から肯定する者は、それほど危険ではない。危険なのは、自分の暴力を否定する者だ。
以下、略。
 これ以上書くと、自分で考えないで解答だけコピペするやつが出てくるので、書かない。

 しかし、まあ、なんだ。
 口うるさい統制屋が意気消沈しているのは、気味が良い。

 ようやく本当の議論が始められそうだ。